Coherentの新しいLabMax Touch Pro、タッチ操作で包括的なレーザ測定が可能に
電力計を現代風にアレンジし、高いサンプルレート、クラス最高の分析機能、そしてクラス最大級のタッチスクリーンを備えた工業デザインを実現しています。
2022年5月16日、Coherent
Coherentの新しいLabMax Touch Proは、工場や研究室の過酷な環境に耐える高精度な出力計を提供してきた当社の長い歴史に基づいています。直感的なタッチスクリーンインターフェースにより、豊富なデータ収集・解析機能を簡単に利用できる、フル機能のレーザ出力/エネルギー測定器システムです。たとえば、ライブ表示、統計、トレンド、チューニング、ヒストグラム、ビーム位置情報などのあらゆる測定データや解析に、ディスプレイ上で1~2回のジェスチャーを実行するだけで到達することができます。
LabMax Touch Proは、Coherentレーザ出力およびエネルギーセンサーの包括的なラインナップ全体との完全な互換性を提供し、サーモパイルセンサー、パイロエレクトリックセンサー、半導体センサーに加え、当社独自のPowerMax Proセンサーなどに対応します。さらに、焦電式検出器では25 kHz、PowerMax Proセンサーでは最大1 MHzの高速サンプリングを実現します(これにより、高出力レーザのパルス形状特性を評価することができます)。その結果、ナノワットのCWレーザから数kWのパルス発振産業用レーザまで、高精度で追跡可能な測定が1台のツールで可能になりました。
具体的には、適切なセンサーを使用することで、LabMax Touch Proは以下のレーザ出力パラメーターを測定することができます。
- CW出力
- パルス発振レーザの平均出力
- パルスエネルギー
- パルス形状
- 繰返周波数
- ビーム位置
Coherentがレーザ計測の意味を考える
LabMax Touch Proはパルス発振レーザとCWレーザの両方からデータを解析するためのオンボードツールも完備しています。これには以下が含まれます:
- パルス発振レーザのパルスエネルギーと平均出力、CWレーザ出力の推移
- パルスエネルギーヒストグラム
- パルスエネルギー統計(最小、最大、平均、範囲、標準偏差、総エネルギー量、安定性)
- パルス解析(パルス形状、パルス幅)
さらに、伝統的なアナログ針式の「チューニングビュー」の搭載も忘れてはなりません。レーザ出力や光学系のアライメントを調整する最も簡単な方法として、研究所の技術者や科学者からフィールドサービスエンジニアに至るまで、広く利用され、愛されています。
また、データを別のシステムに移植する場合、LabMax Touch Proメーターには、イーサネット、USB、RS-232の3つのインターフェースオプションがあります。このように接続されたLabMax Touch Proは、Coherent Meter Connection(CMC)Windows®アプリケーションを使用してホストシステムから、または直接ホストコマンドで制御することができます。
LabMax Touch Proは、ラボで最も要求の厳しい測定アプリケーションを簡単にこなすと同時に、現場での操作に適した小型サイズ、信頼性、堅牢性を備えています。さらに、高品質なレーザ測定値をパソコンや産業用制御システムとこれまでになく簡単に共有できるようにするインターフェースオプションも提供しています。
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